Web3 アプリとプロダクト: トラストレス、相乗効果、収益化

Web3 Apps and Products: Trustless, Synergistic and Monetizable. の日本語翻訳です。
前回の、 Web3.0とは何か? では、Web1.0, 2.0 ,3.0 の思想、基礎概念の違いが説明されていました。今回のポストでは、Web3.0インフラストラクチャ上で開発されるアプリケーション、プロダクトはどのようなものになるかという点に焦点を当てています。まさに、タイトルにある通り、トラストレスで、相乗効果があり、収益化可能なプロダクトになります。

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Web3 Apps and Products: Trustless, Synergistic and Monetizable.

私たちは社会と技術の構造的変化の時代に生きています。未来の世界の形はまだ非常に曖昧であり、常に変化しています。少し前に提案された未来の概念は、意味をなさなくなったり、調整する必要がでてきたりします。1つ明らかなのは、インターネットの開発は私たちが住んでいる世界の発展に不可欠であり、インターネットに起こることは本質的に実世界で起こります。

ほぼ20年前に登場したWeb3.0の概念は、今になってやっと具体的な形を獲得しています。ブロックチェーン技術の出現により、Web3プロトタイプと呼ばれる製品がいくつか見られるようになりました。将来のWebの標準を設計するにはまだ早すぎます。これらの標準がどうあるべきかを実際に理解するには、さらにいくつかの製品が必要になるかもしれません。一方、今、慣れ親しんでいるアプリケーションとは本質的に異なるアプリケーションであるWeb3プロダクトを構築するための主要な材料はすべて揃っているので、Web3プロダクトの重要な要素を定義することができます。

元のインターネットであるWeb1は、相互作用がほとんどない相互リンクされたドキュメントの集まりでした。私たちが現在使用しているWeb2はインタラクティブですが、中央集権化されており、非効率な垂直構造をもつ人間社会の構造を本質的に模倣し、コントロールを可能になっているのと同時に脆弱にもなっています。現在のインターネットインフラストラクチャは、社会で最悪の事態を引き起こすことがよくあります:社会との繋がりの増加により、極度にフラグメンテーションとセグメンテーションが発生します。 – そのグローバルな性質にもかかわらず、多くの場合、インターネットは逆説的に接続性を低下させています。

Web3は、”意味”のWebであるセマンティックウェブとして提案されました。今考えているWeb3とは違うように聞こえるかもしれませんが、もっとよく見ると、そうではないことがわかります。ここでの「セマンティック」とは、コンピューターが理解し、プロトコルに従って実行されることを意味し、分散化が本物のセマンティックアプローチには不可欠です。プロトコルはWeb3のキング(絶対的なもの)となり、確立されたプロトコルが無期限に実行され、操作不可能になると、もはや信頼が必要なくなります。(トラストレス)

Web3の中核には分散化が必要です。分散化がすべてではありませんが、他の技術の基盤となります。これは、相乗的なコンソーシアムの中で、異なる技術をつなぐ接着剤です。Web3は総体的なものであり、ある技術を別の技術と対抗させるのではなく、様々な技術を、信頼の必要性を最小限に抑えることのできるレイヤー上にまとめます。

Web3は社会構造と深く絡み合います。Web2では、いくつかの古い概念がインターネットに持ち込まれました。今、プロセスが逆転します。Web3が道を先導し、人間の相互作用(営み)に対して効果的なアプローチを示すことになります。

それでは、Web3プロダクトとアプリケーションの重要な機能は何でしょうか?

Web3プロダクトは、信頼できるサードパーティの必要性を最小限に抑え、あなたのデータをあなた自身にコントロールさせます。

ユーザーが作成したすべてのデータは、作成したユーザーによってコントロールされます; 例えば、”彼女は作成したすべてのデータへのアクセスを明示的に許可します。”という様に。秘密鍵はユーザー側に保存されるため、ユーザー認証を中央集権的に行う必要はありません。データストレージは可能な限り分散されます。暗号化されたデータのみが中央集権的な手法で保存されます。センシティブなユーザーデータへのアクセスは、ユーザーによって完全にコントロールされます。

Web3プロダクトは相乗効果があります。さまざまなテクノロジーの組み合わせが不可欠であり、それらを組み合わせることで新しい付加価値が生まれます。

IoT、ビッグデータ、AI、分散レジャーの組み合わせは非常に自然であり、操作できないトラストレスなデータ処理環境を作成します。

Web3プロダクトの収益化には透明性があります。収集されたユーザーデータによる隠された収益化はありません。あなたがお金を払った分だけのものが手に入り、あなたはお金がどのように作られるかを知ることになります。

新しい技術は新しい経済を生み出します。トークン化により、Web3ビジネスモデルの透明性を実現します。分散化は、収益化不可能にするという意味ではなく、新しく透明な方法で収益化可能にするという意味です。

それでは、近いうちにどのようなWeb3プロダクトをみることができるのでしょうか?以下のようなものです。統合されたブロックチェーンレイヤーとユーザー側にプライベートキーを保存する機能をもつブラウザ; ネットワークへのアクセスの遮断や、許可なくユーザーのデータを削除することのできない無検閲またはコミュニティ検閲のソーシャルネットワーク; ブロックチェーンのプライベート/パブリックキーのペアで実行され、完全に分散化されていなくても、複数の公開サーバーで実現出来るメッセンジャー; 分散レイヤー上で動作し、大量のデータをリアルタイム処理するエンタープライズシステム

Web3の概念は包括的であり、具体的なプロダクトではなく、あらゆる種類のアプリケーションに実装できる哲学なのです。2019年に最初の真のWeb3プロダクトが立ち上がるでしょう。