エコシステム開発戦略: Waves チェーン

Ecosystem development strategy: Waves Chains“の日本語翻訳です。
Waves2.0のリリースを控え、今後の開発方針について、インターチェーン、サービスチェーン、カスタムチェーンを中心に、俯瞰的に説明されています。今後、各技術の詳細を書いた記事が投稿されていく予定らしいので、この記事を読んで大まかに把握しておくと追いやすいかと思います。

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エコシステム開発戦略: Waves チェーン

Wavesエコシステムのテクノロジーを統合するための新しいビジョンを導入します。

少し前に、Wavesエコシステムの開発の新しいステージを発表しました。

そのアイデアは、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンのすべての利点を組み合わせながら、同時に高速なトランザクションスピードをサポートする内容でした。Waves 2.0ホワイトペーパーに取り組んでいる間に、私たちはまずWavesエコシステムの次世代の開発に対する一般的なアプローチを説明することが理にかなっていることに気付きました。Wavesチェーンエコシステム全体の中の特定の部分に関する一連のホワイトペーパーが進行中です。

エコシステムは次のようになります:

インターチェーンプロトコル

私たちは、Wavesエコシステムにブロックチェーンの相互運用性(インターオペラビリティ)をもたらす特別なプロトコルを開発しています。最初、このプロトコルはWavesエコシステム内のブロックチェーンをシンプルに接続します。その後、WavesとEthereumブロックチェーン(と、その多数のネイティブプロジェクト)間の相互作用を可能にするために拡張されます。このようなプロトコルの実装と統合は、Wavesエコシステムだけでなく、業界全体にも役立つと確信しています。相互運用性の問題を解決した後、ブロックチェーン技術は広範で使用されるようになり、社会的に重要なアプリケーションへの実装にも広まるでしょう。

パブリックブロックチェーンのスケーラビリティ

Waves Platformには、既にうまく機能するパブリックブロックチェーンがあります。ユーザー数が増えると、より高いスケーラビリティが必要になります。サイドチェーンはある程度のスケーラビリティを提供しますが、これでは十分ではありません。したがって、シャーディングアプローチを開発してWavesメインネットワークに実装し、ネットワークのパフォーマンスと規模をさらに向上させます。個々のネットワークがスケーリングし、それらを組み合わせたネットワーク相互運用性は、分散型台帳テクノロジーを最大限に活用するための最適な道です。

DeFiプラットフォームになるために生まれてきた

Waves PlatformはすでにDeFiプロジェクトの実装に非常に適しています。ファイナンスがブロックチェーン技術の最適なユースケースであることは否定できません。そして、ほとんどの既存の分散アプリケーションは、程度の差はあれ、本質的にファイナンスに関するものです。この現実に抵抗する必要や理由はありません。したがって、パブリックブロックチェーンはDeFiアプリケーションに焦点を合わせます。Wavesには、これに関する優れた特性があります:

  • 高速トランザクション
  • 低手数料
  • ガスなし
  • ビルトインDEX

このため、開発者向けの優れたツールを作成するために一生懸命取り組んできました:

  • 分散環境での開発と実行を容易にするために特別に設計されたRide言語。Rideは、簡潔で人間が読みやすい言語です。強力でありながらチューリングコンプリートではありません。これはキーとなる特徴(遅延実行、モダンな型付け関数のアプローチ、定額手数料、ノーガスを含む)であり、他のスマートコントラクト言語のもつ脆弱性を回避し、失敗率ゼロで確実に”実行”を保証します。
  • IDE。Wavesは非常に開発者フレンドリーで、学習とサンドボックス開発のためのIDE、および上級ユーザー向けのVisual Studio Code用プラグインを備えています。
  • 技術サポート。開発者にテクニカルサポートを提供し、Ride言語の学習を支援します。Web3コーディングコースはこちらです。
    https://stepik.org/course/54415/promo
    https://stepik.org/course/56157/promo (訳注:日本語版はこちらです。)

要するに、これはDeFiアプリケーションにとって理想的な選択なのです。

サービスチェーン

Wavesチェーンのもう1つの重要な構成要素は、いわゆるサービスチェーンです。これらは特定の目的を果たし、相互作用するチェーンに特定の機能を提供します。

このようなネットワークの既存の例は、Waves Enterpriseネットワークです。これは、多くの企業プロジェクトですでに使用されています。

さらに、実世界のデータをブロックチェーンに提供するオラクルチェーンを作成して、クライアントがこの情報を必要なアプリケーションに使用できるようにする予定です。将来接続する予定のオラクルには次のものがあります:

  • 主要市場(株式、債券、通貨、コモディティ)、気象条件、交通量とイベント、人口データなどに関する情報を提供するデータオラクル。
  • 特定の企業クライアントの作業に必要になる、国家登録簿からの公式情報や公証されたデータを提供する公証オラクル
  • WavesエコシステムをEthereumなどの外部プロジェクトに接続するブリッジチェーン。

カスタムチェーン

これは、企業クライアント向けにWaves Enterpriseテクノロジーを使用して作成された多くのオーダーメイドプライベートチェーンを表す用語です。これらのカスタムチェーンは、基本的にWavesエンタープライズチェーンに固定されるサブチェーン(サイドチェーン)です。パートナーは、各プロジェクトに必要な数のカスタムチェーンをデプロイ(展開)し、その安全性と不変性を確保するために、暗号化されたプライベートデータをサービスチェーンにブロードキャストできます。

さらに、カスタムチェーンもオープンな設定で存在します。コードベースの共有と潜在的な相互運用性のために、パブリックカスタムチェーンとプライベートカスタムチェーンの開発を統合する予定です。

A future worth working for

これらのチェーンはすべて、インターチェーンプロトコルによって相互に結び付けられ、外部チェーンにも接続されます。スケーラブルで堅牢なWavesメインチェーンは、エコシステム全体の柱となり、接続チェーン(パブリックとプライベートの両方)がすべてのエコシステムの機器にアクセスできるようになります。

今後数週間のうちに、インターチェーンプロトコル、シャーディング、DeFi、オラクルチェーンなど、このエコシステムのさらなる側面を詳しく説明する一連のブログ投稿を公開します。